商業：負債
社債
社債とは債券(社債券)を発行することにより発生した長期の債務。
以下のような発行形態がある。
-平価発行：額面金額で発行
-割引発行：額面金額より低い金額で発行(よく出る)
-打歩発行：額面金額より高い金額で発行
・発行時の処理
＊社債の発行
当座預金 / 社債
社債発行差金
＊社債発行費の処理
社債発行費 / 当座預金とか
・決済時の処理
社債発行差金償却 / 社債発行差金
社債発行費償却 / 社債発行費
・社債の利払日と決算日が違うときに行う処理
社債利息 / 未払社債利息
・利払日が過ぎているのに未払の利息があるときの処理
社債利息 / 未払金
・社債の償還：社債発行により借りたお金を返すこと。
満期償還：償還期限がきてから償還
社債 / 当座預金
買入償還：償還期限の途中で償還。
買入れ額と社債償還差金の計と額面の差は「社債償還益/社債償還損」で処理。
社債 / 当座預金 社債 / 当座預金 / 社債発行差金 / 社債発行差金 / 社債償還益 社債償還損 /
引当金
将来発生する費用または損失について、以下の要件を全て満たした場合に設定するもの。
-将来の特定の費用または損失の発生が予想される
-発生の原因が当期以前である
-発生の可能性が高い
-金額を合理的に見積もることができる
・貸倒引当金
売掛金や受取手形の貸倒が予想される場合に設定。
処理方法
＊差額補充法：貸倒見積額を貸倒引当金勘定残高との差額で補充する
貸倒引当金が足りないとき
貸倒引当金繰入 / 貸倒引当金
貸倒引当金が多いとき
貸倒引当金 / 貸倒引当金戻入
＊洗替法：貸倒引当金勘定残高を全額戻してから貸倒見積り額を設定する
貸倒引当金 / 貸倒引当金戻入
貸倒引当金繰入 / 貸倒引当金
取崩：実際に貸倒が発生したときの処理
貸倒引当金 / 売掛金
※売掛金が前期のものの場合のみ。当期の場合は 貸倒損失 / 売掛金
・退職給付引当金
将来払う退職金のうち当期までに発生したぶんを記録するもの？
引当金設定時の処理
退職給付費用 / 退職給付引当金
退職金支払時の処理
退職給付引当金 / 現金とか
・修繕引当金
時期以降に建物、備品などの修繕を予定しているとき、当期に払う分を計上するための科目。
引当金設定時の処理
修繕引当金繰入 / 修繕引当金
修繕費支払時の処理
修繕引当金 / 現金とか
(修繕費)
※修繕引当金で足りないときは修繕費勘定を使う。
・商品(製品)保証引当金
販売した商品(製品)に対して時期以降に行われる保証の当期に支払う分を計上するための科目。
引当金設定時
商品(製品)保証引当金繰入 / 商品(製品)保証引当金
補修費支払時
商品(製品)保証引当金 / 現金とか
