パコと魔法の絵本

変わり者の集まる病院.偏屈な老人が出会ったのは,事故の後遺症で1日分しか記憶がもたない少女.そんな少女が日を超えてもただ一つ覚えていられるのは,その老人の手のぬくもりだけ...そんなところから始まる老人と少女の物語.
中に登場する絵本と現実のリンク,過去と現実の掛け合い.極彩色の美しい絵の中でテンポよく進むストーリー.物語に引き込まれてのあっという間の2時間でした.
画面があざやかだからこそ見えてくる心の闇が暗く感じられたり.弱くなることは悪いことじゃない,そんな老人の変化が印象的だったり.見てよかった.