世界遺産 ナスカ展 -地上絵の創造者たち

http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2006/nasca/index.html
科博の特別展、ナスカ展見てきました。
GWということもあり、入場規制。。。50分待ちでしたわ。ふぅ。
地上絵は最後のほうだけで、ペルーの古代文明の紹介がメインでした。
ナスカ時代といわれる時代があり、その時代に地上絵が描かれたことを初めて知りました。
そしてナスカ時代の土器や織物が展示されていました。
土器はなんかつるつるしていて、なんか土器っぽくなかったです。
この質感は形成後と彩色後そして仕上げに研磨石で磨くために生まれるのだそうです。
で、磨くことによって、強度が増すんだそうで。
描かれた絵は幾何学的で、「顔?」「神?」「鳥???」といった感じでしたが、
色はとても鮮やか美しかったです。


土器の後、ミイラの展示がありました。
眼球や毛髪が残っていました。
冬に埋葬したため、冷凍状態になったから残ったかも、とのこと。
この辺は生々しくてちょっとパス。


後半は地上絵関連の展示。
地上絵が描かれた目的についての仮説がいくつか紹介されていました。
儀式に使用したもの、とか、聖地へ巡礼するための通路、とか、地下水脈の場所を示すもの、とか。
全ては想像でしかないのね。真相は歴史の中。。。文献でも出てこないとわかんないんだろうなぁ。
最後にナスカ上空をセスナで飛んでいる映像の上映があります。すごいです。
地上絵は地表の砂とその下の地面との色の差を利用し、砂をどけて線を作ることにより描かれています。
保存する方法がないため、人が入ることにより絵が破壊されている場所もあるそうです。
そんな状態で、ここまで残ってきたのはすごいなぁと思いました。なんで残ってるんだろ?
雨はほとんど降らないらしいから、水に流されることはないかもだけど、強い風も吹かないのかな?