『日本のジュエリー100年』@東京都庭園美術館

あまりに天気がよくて家にいるのがもったいなかったので、
気になっていたジュエリー展を見に行ってきました。
東京都庭園美術館に行くのは初めて。
この展示はジュエリーを通して日本の近代史をみていくというもの。
江戸後期から戦後くらいまでのものが展示されていました。
石よりも彫金、鼈甲、螺鈿、蒔絵といった細工物がメインな感じ。
モノも指輪とかじゃなくて、簪とか櫛とか帯留みたいな和装に関するものが多かったかなと。
現物だけじゃなくて、デザイン画も展示されていたのが面白かった。
細工の細かかったり、複数の石と地金の計算された配色のバランスがすばらしいものもあったけど、
モチーフがユニークだなぁ、と思うものもあったわ。
トランプやカルタの簪とかゴルフクラブとボールのブローチとか。
トンボやチョウやムカデはリアルだったし。


彫金技法の紹介VTRの上映もあった。
象嵌」という金や銀や銅といった色の違う金属をはめ込みで組み合わせる技法、
「打ち出し」という金属板からレリーフを作り出す技法、
「金銷鍍金」という水銀と金を混ぜてから余分な水銀を除き、金のみを残す技法、
「煮色着色」という硫化による着色工程。
みてきた作品が作られた工程を知ることができるのはいいなぁと。
煮色着色の中で酸化防止のためとかで大根おろしにつけていたのが、
なんか昔の知恵っぽくて感心してしまいました。


展示品の中にすごくキレイなオパールの指輪があったの。
オパールすき。でも、好きな感じのオパールってなかなか会えないんだよね。
一時探し回ってたのを思い出したのでした。うぅ、オパール欲しい。。。


キラキラを堪能して気分よくなったので、お庭をお散歩してかえって来ました。
芝生ではシート敷いてお昼寝してる人とかいて、気持ちよさそうだった。
都心とは思えないくらい静かだし、空開けてるし、のんびりくつろぐにはいいかも。
庭の池にはかなり立派な鯉がたくさん泳いでました。
でも、池が浅くてちょっとかわいそうに見えたわ。お腹底にこすれそうなんだもん。
桜が2分咲きくらいだったけど咲いていて、キレイだった。



あと、すごくかわいい色の花が咲いてました。何ていう花だろ?