手紙

映画の予告を見て読みたくなった本シリーズその2(笑)
お兄さんが自分のために強盗殺人を犯す。
犯罪者の身内だからという差別。
それと戦う。葛藤。諦め。
断ち切れない関係。うーん、難しい。
差別を正当化する社長さんの言葉が印象的。
「犯罪者の身内を差別することそれを見ることは犯罪者とならないための戒めでもある。」
ラストシーンがものすごくいいです。
あのあと二人はどうしたんだろ?
また、どこかで会える日がくるんだろうか?
それは難しいだろうなぁ。だってそしたらまた繰り返す気がするもの。
それぞれに違うもの背負って歩いて行くんだろうな。
本読むと映画見たくなくなるんだけど、これは見てもいいかもと思いました。


手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)